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虫歯菌が認知症の原因!? 驚くべきその関係性とは?

2017.12.28

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年々患者数が増加しつつある認知症。その原因となっているものは数多くありますが、その中に虫歯菌が関係しているのではないかという研究結果報告があります。

虫歯菌と認知症は一見なんの関係性もないように思いがちですが、この両者の間にどのような関係性があるというのでしょうか。

今回は、虫歯菌が認知症の原因になるとされている研究結果報告について紹介していきます。

 

驚きの研究結果の内容は?

その関係性を指摘したのは、京都府立医大の渡辺功教授が率いる研究チームです。研究結果から、歯磨きなどの口腔ケアが認知症やアルツハイマーの予防につながると発表されているのです。

驚きの研究結果について詳しく見てみましょう。

 

【虫歯と認知症の関係性】

 

脳による認知機能の低下の原因の1つに、脳内の少量の出血が関係しているとされていましたが、この出血が見られる人には、ある特定の虫歯菌を保菌していることが多いことが京都府立医大チームの研究結果でわかりました。

 

ある特定の虫歯菌とは「ミュータンス菌」と呼ばれる菌で、虫歯の元となる菌です。

ミュータンス菌は、歯垢となって歯の表面に付着し、糖質から作り出した酸によって歯の成分でもあるカルシウムやリンを溶かし、虫歯にしてしまいます。

そんなミュータンス菌は、驚くことに血小板がもつ止血作用を低下させてしまう遺伝子を持っているのです。

ミュータンス菌が存在すると、菌が脳の血管壁に癒着し、炎症を発症させる原因となってしまうそうです。

 

また、虫歯菌を保菌する人と保菌しない人の唾液を調査した結果、虫歯菌を保菌していた半数以上の人の脳内に、少量の出血が見られたという研究結果も報告されました。

認知機能テストも併せて実施したところ、虫歯菌を保有している人と保有していない人では、テスト結果にも差が生じ、虫歯菌を保有していない人の方が、認知機能に衰えがありませんでした。

 

【口腔ケアと認知症】

 

広島大学の脳神経内科の細見氏が、これらの研究結果を「認知症の発症リスクが高い人を判別できる可能性がある興味深い研究結果」として高く評価しています。このように、口腔ケアによって認知症やアルツハイマーを予防できる期待がもてることがよくわかります。

全身における疾患から、歯周病や虫歯を発症させてしまう事例があることから、口腔内環境は全身のいたるところから影響を受ける部位であることがわかります。

 

京都府立医大チームによる研究結果から、脳内における微量な出血にも、口腔内で発生した菌が関係している可能性が高いことがわかりました。口腔内で発生する菌を予防することができれば、認知症を発症するリスクも低くなるということになります。

 

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以上のように虫歯菌には、認知症やアルツハイマーだけでなく、全身に影響を及ぼす可能性を含んでいる可能性があるようです。

歯周病や虫歯菌の予防こそが、健康的な体を維持するために絶対必要不可欠であることを物語っているといえるかもしれません。

健康を保つためには、歯を大切にするということも重要なのかもしれませんね。

 


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